日別アーカイブ: 2013年1月23日

Red Cedar

昨日のエントリーにも出てきたPOE’S SuperCedarシリーズ。
当時は琵琶湖、北浦共にビッグクランクと呼ばれるディープダイバーの釣りが流行していて、NormanのDD-22やBagleyのDB3等と並んで人気だったのがPOE’S SuperCedar#400でした。デッカいバスボートでデッカいクランクをバビューンと投げてゴリゴリ巻いてくる釣りは、「男らしい釣り」と呼ばれ皆の憧れでした。その痛いネーミングセンスと共に、90年代バブルを象徴する釣りだったように思います。
さて、バブル臭いSuperCedar#400の陰で、隠れた名品と謳われたのが、そのワンサイズ下の#300です。

ディープダイバー用のゴツいニーリングロッドでなくても投げやすく巻きやすいサイズと、ちょい投げで7~8ftという潜航レンジは、ショアのカバーにヒョイヒョイと投げていくのに都合が良く、正にシャローのジャンクフィッシングとオフショアディープの中間を占めるミディアムダイバーとして重宝されました。
岸からのアプローチを考えた場合でも、ちょっと沖めのブレイクライン、水深のあるテトラや足場の高い水門近くなど、すこしイメージを広げればいくらでも使う場所がありました。

POE’Sと言えば独特のカラーリング。日本人の感覚ではお世辞にも綺麗とは呼べないその仕上がりなのですが、その不思議な魅力とパックマンみたいなペイントアイが当時のアングラーを魅了しました。シンプルですがとても味のあるカラーばかりで、今見てもちっとも飽きが来ません。有名なラメラメラインナップも素晴らしいのですが、このブラウンバックチャートもかなりお世話になったカラーです。

そんな大好きなSuperCedar#300。このルアーとの出逢いがなかったら、レッドシダーでディープクランクを作ろうなんて思わなかったでしょう。昨年はバルサルアーが多かったですが、今年はレッドシダーも頑張って作っていこうと思います。