日別アーカイブ: 2013年1月21日

魅惑のマダム

ここのところカラーネタばかりなので、久々ルアーネタです。


BOMBER Model7A
間違いなく、自分をクランクベイトに世界にどっぷりと惹き込んだ犯人の一人です。

僕の地元にある遠賀川で、ライトリグはおろかラバージグでもストレスを感じるのは、ショアから10m程沖合まで水没した竹林エリア。初めて一緒に釣りをする人は、そこにクランクベイトを投げ込む事自体に驚かれるようですが、本来クランクベイトはこういう込み入った場所を、速く、広く探る事を得意としています。ファットなボディはカバーに投げ入れやすい重さと浮力を両立させると共に、トリプルフックをカバーからプロテクトします。

そんな当たり前の事を教えてくれて、クランクベイトを使った事がない初心者も、優しく包み込むように一人前のクランカーに導いてくれるこのルアーを、僕の友人達は親しみを込めて「ななえさん」と呼び、慕っています。

この「ななえさん」、モデルAの特長でもあるウィローリップによって、縦に伸びるカバーの隙間をすり抜けるのがとても得意です。同じ長いウィローリップの6Aと比べてリップとボディとの相性が良く、バランスを崩し難いので、様々なタイプのカバーが点在するショアをストレスなく撃っていく事ができます。アメリカに「45°のバンクを見たらモデルAを投げろ」という言葉があると聞いた事がありますが、潜航角度やバランスから言ってこの7Aの事なのではないでしょうか。きっとアメリカにも「ななえさん」に男にしてもらったクランカーがたくさん居るに違いありませんw

僕のタックルボックスに入ってるモデルAは、基本全て「ななえさん」オンリーなのですが、琵琶湖に行く時だけは、もうひとかたお連れします。
それがこのかた

BOMBER Model 8Aこと「ハツエさん」です。

「ななえさん」よりももうひとまわりビッグマムな「ハツエさん」は、琵琶湖のビッグバスにぴったり。”エビ藻をすり抜け裸(グラスを一本も引っ張ってない)状態でカナダ藻をタッチ出来る”という事が、どれだけアドバンテージになるか想像に難くはないと思います。グラスエリアのクランキンで大事なのは飛距離よりも”グラスの抜けと噛み”でしょう(飛距離が必要なシチュエーションなら違うルアー使えばいいですしw)。そういう意味でこの「ハツエさん」、もっともマッチしたシチュエーションと言えるのではないでしょうか。

ただし、これを紹介した友人達には決まってこう言われます。

「ななえさん」は萌えるけど「ハツエさん」はちょっと無理だ・・・

きっとかなり深みにハマった人(マニア)向けなんでしょうねwww