月別アーカイブ: 2010年3月

頂いちゃいました。

先日ここで告知したせいもあり、今日は朝から色んな方からメールやら電話やら頂きます。
いや、40にもなってどうかとも思うのですが、それでも沢山の方に祝って頂くのは幸せな事です。
一日誰にも言って貰えなかった昨年とは天と地程の差ですw
で、昼頃になりいつも仲良くして貰ってるマイクロ軍団から着弾!
「なんだろう?」と箱を開けてみると・・・

「いやいや、まさかね・・・」とジェットさんみたくなりながらさらに開けてみると・・・

フラックジャケットが出てきました!
「夜間ドライブ、PC作業、工房再開の作業用に・・・」との事。
いやほんと涙が出ます。
J隊長!
YOSHIさん!
OP-SENOR!
シュレック72”3393oz!
ほんとありがとうございます!大事に使わせてもらいます!

その後も東京のべーやんさんから有名なお店の肉まんとシュウマイが届いたりと
ほんと幸せな日になりました。
まあ、未だたくさんの方々やショップさんから「一日も早い復活を!」というお声を頂いている訳ですが、
実はウチ、今月いっぱいで釣具店の方を閉め、店舗を工房に改装する事にしました。
来月から着工する予定です。
また、昨年発売を予定しながら、完成間近で工房と一緒に消失した「B7gen4」
友人の工房を間借りして少しづつ製作を進めて参りました。
こちらも来月中にはリリースの予定です!
応援して下さる方々の期待を裏切らないよう、これまでよりもっと良い物を作っていきたいと思います。
今後ともKTWLURESをよろしくお願い致します。
最後になりましたが、ルアー作りを始めて今日まで、影になり日向になり、
吹けば飛ぶような小さな工房を支えてくれた千葉のOPA!さんよりDVDが発売されました。
そしてこれまた「塊」のリーダーとして強固な足場を作ってくれる江戸物 石名さんと競演です。
なんだか色んな意味で今日という日の為に頑張って気がします。
そう、やっと止まった時間が音を立てて動き出しました。

お詫びと訂正

先日ここで紹介しましたファイナルディメンションTS168Mの廃盤についてですが、
全て私の勘違いによるものでした。
同製品につきましては、今後も生産、販売を続けていきます。
ご迷惑をお掛けしましたお客様、全国の取り扱い店様、
(株)シマノ営業部の皆様に深くお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
塚本謙太郎

便利グッズ

自分は「アバター」よりも「ハート・ロッカー」の方に心惹かれる社会派ミリヲタなんですが、
そんな自分にとって興味深々なメーカーがあります。
大阪の「ライラクス」さんと言えば、
トイガンのカスタムパーツやグッズの世界をリードしてきたメーカーですが、
硬質アルミニウムの切削、カーボンの加工、樹脂成型など、
その高い技術を活かして数年前より釣り業界にも、
「DRESS」というブランドで参入を果たされています。
その技術と斬新なデザインによるフィッシュグリップやカスタムハンドル見たさに、
フィッシングショーでは毎年ブースを抜け出して遊びに行ったりするわけですが・・・
今年一番心惹かれたのはコレ↓

「プロテクションボックス」という名前の、
見るからに丈夫そうな防水仕様のボックスで、
スポンジで中身を守ってくれます。

さて、ここからが感心した部分なんですが、なんとこのスポンジ部分、
こんな風になってます。

約1cm角で切れ込みが入っていて、指で簡単に切り取るが出来ます。
つまり、自分の入れたい物に合わせて簡単に加工出来る訳で、
画像のように高価なカメラを入れるも良し、
宝物のフラッグシップリールを入れるも良し、
命の次に大事なデータが入った魚探を入れるも良しって訳です。
しかもこれが結構安いんですよ。
海外製のこの手のケースに興味を持った方なら判ると思いますが、
こういうケースってしっかりした物買おうと思うと結構高いんですよね。
今後もこういうカユイとこに手が届く商品を作っていって欲しいですね。
楽しみにしてます!
『DRESS』
『プロテクションボックス』

琵琶湖の春

仲良くしてもらってるクランカー木村くんから春らしい釣果写メ送られてきました。

釣ったルアーはスナブノーズS5だそうで、
こういう釣果を聞くと「春の訪れ」を感じてしまいます。
琵琶湖というと大型のクランクベイトを思い浮かべる人が多いと思うんですが、
大型バスがシャローに集まる(もしくは泳層が浅くなる)春は、
案外小粒なシャロークランクが大活躍したりもします。
クランカー木村くんこと「木村遊船」はクランキングを武器にしているガイドさん。
雨が降ろうが、槍が降ろうが、例えトーナメントでもひたすらクランキンのクランク野郎。
その分、クランクベイトがどんな時に有効で、
どんな時に不利なのかをよく知る人物です。
琵琶湖で春のクランキンを楽しんでみたい人は是非!
『木村遊船』
なんかね、琵琶湖って「琵琶湖スタイル」みたいな特殊な釣り方でしか釣れない、
と思っている人も多いと思いようですが、
その本質の部分はちっとも変わらないのでは?と思います。
魚を追いかけていけば、他のレイクとちっとも変わらず、
やっぱり「バスはバス」なんだな~と思います。
まぁ~春っちゅ~事ですわ。
愛と平和のクランキン♪

エゴとエコ

既にあちこちのサイトで騒がれているのでご存知かと思いますが・・・。
「滋賀県は、琵琶湖・南湖を巡回して外来魚の産卵場を発見し、
卵が産み付けられた産卵床を壊す事業に新年度着手する。」
「調査事業として、新年度当初予算案に約900万円を盛り込んだ。
効果が出れば北湖でも実施を検討する。」

とのニュースが報じられました。
数年前、害魚問題で大騒ぎになった時、
「子供の頃、ブラックバスなんか居なくて、小魚が沢山泳いでいた・・・
そんな日本古来の自然の姿を子供達に残したい。」
そんな事をカメラに語る人をよく覚えています。
そりゃ立派な事だなと。
科学技術の発展と、産業に支えられた社会を捨てて、
自然溢れる暮らしに回帰していこう!
その為の第一歩として、その諸悪の根源たるブラックバスを駆除してみようと。
まあ自分が子供の頃は、今の何倍も河川が汚く、
汚水やゴミが垂れ流しの河川がたくさんありました。
とても今の子供達に残したいと思えるような環境ではなかったと思います。
でもね、それでも魚はいっぱい居たんですよ。
護岸の整備もされてなくて、小さな三日月湖や自然のままの岸辺には、
小魚やら小動物、爬虫類や両生類がいっぱい居ました。
日本古来の物も居れば、アメリカザリガニやウシガエル、鯉や雷魚といった外来魚、
それこそ生物に溢れていました。
「人間の言う自然とは、人間の好きな自然でしかない」という言葉がありますが、
普段自然と接しない普通の人が「美しい」と思う自然は、
案外人間によって改造、管理された、
人間にとって都合の良い自然である事が多いのではないでしょうか。
本当の自然の姿って、人間にとって結構不快な物が多いと思うんですよ。
蚊や蚋はまとわりつく、漆は被れる、茅は手足を傷つけ、地面は酸化鉄でまっかっか。
子供の頃は、そんな湿地へ遊びに行って、学校でよく怒られたものです。
琵琶湖も昔はそんな湿地が広がっていたと聞きます。
きっとモロコなどの小魚達のコロニーになっていたんでしょうね。
自分の親類には土木事務所に長年勤めた人間が何人か居ますが、
自然の話しになると決まって言う事があります。
「ちゃんと漁礁を入れて魚達を守っていた」と・・・。
その漁礁にどんな魚がどの位の規模で入っていて、
どんな風に産卵していたのかと聞くと、答えられる人は居ませんでした。
「魚の事は詳しくないから・・・」
いやホント国の事業って立派なモンだなと・・・。
現代社会で暮らす人が美しいと感じる自然。
渓流ぶっ潰してそれっぽく作った憩いの場とか、
ウォーターフロントの商業施設とか、
そういう人間のエゴによって歪に改造された自然。
人間が快適に触れ合える自然。
それらがたくさんの生き物達の犠牲の上に立っている事を考えて欲しいと思います。
っていうかこれだけ多額の税金使って、
大々的に事業を行わなければならない程誰か困ってるんですかね?
滋賀県だって生活に困ってる人、業績の伸びない事業主とか居ると思うんですよね。
そういう人達に何もしないで、一部の人達の為だけに県が事業を行うのってどうなんでしょ?
ガススタンドもコンビニも以前より儲からなくなったって聞きますが、
県に頼めばその根源を駆除して貰えるんじゃないでしょうか。
税金払ってるんだから、言いたい事は言った方がいいですよ。