グラファイトロッドの父を訪ねて3

2日目の朝、まだ真っ暗闇のNorth Fork Riverは、まるでトーナメントのスタート前のように、沢山のトラックとボートでごった返してました。
今日は朝からゲイリーお墨付きの超ベテランアングラー、クランシーがボートを出してくれてサーモンフィッシングです。
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元弁護士のグランドマネージャー・ジョンも大好きなサーモンフィッシング、しかもクランシーと釣りとあってオフィスの時とは違いリラックスした笑顔です。

それにしても平日だと言うのにスゴい人の数。
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亀山ダムにも負けない混雑ぶりですww

でもそこは流石のクランシー、サーモン素人の僕にも解るよう、釣り方のポイントをしっかりとレクチャーしてくれ、しっかりと釣れるラインを流してくれるのです。
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このサイズのシュヌック(チヌーク)サーモンの他、沢山のジャック(キングサーモンの幼魚)が「ようきんしゃったね」と迎えてくれましたww

凄いなと思ったのはボートのエンジンのデカさで、しかもその殆どがチラー式だと言う事。
クランシーのボートでも100馬力オーバー。中にはYAMAHA SHO225なんてのも居ました!!
っていうか225馬力のチラーって・・・ww

ボートアングラーだけでなくオカッパリも結構居るのですが、スロープ近くで釣っていた老夫婦、2人で延々と投げていたのはファイヤータイガーカラーのウィグルワート。もちろん投げ竿みたいなグラスロッドにスピニングリールという年季の入ったタックルなのが逆に新鮮でした。

知らない方にとっては意外かも知れないですが、早春のバス釣りで有効なウィグルワート、実はサーモンやスティールヘッドフィッシングにも非常に有効なのは有名です。むしろサーモンやトラウトフィッシングが盛んな地域では、「ウィグルワートはサーモン用」という認識の方が強く「へぇ~バスも釣れるのか?」という反応です。
バスタックルなんて殆ど置いてないガソリンスタンドでも、ウィグルワートやそのクローンであるブラッツウィグラー、ルーハーのHotshot等が普通に置いてる所は、僕らクランク好きにとってはちょっと異常な風景ですww
でもそうやって実際にその光景を見る事で、「スティーリーワート」の「スティーリー」がスティールヘッドの事なんだとただの知識ではなく実感出来ました。

さて、昼頃にボートをあげると、NFC社に戻り、魚のクリーンアップです。
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ここはゲイリーの自宅裏にある魚のクリーン専用の小屋ww
ここで釣れた魚を3枚におろし、ジャックはムニエル、サーモンはスモーク用に調理されます。

ちなみにこの隣にはゲイリーのトラウト用ボートと・・・
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それをランチングする為のスロープがあります。
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左に見えるのがゲイリーの自宅です。
自宅の裏にスロープ・・・

この近くにはあるのはロッドビルディングの工場。
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ただのガレージに見えるかも知れませんが、実はこんなにデカイですwww
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この中でガイドラッピングやグリップの組み立てなど、ブランクをロッドに組み上げていく作業が行われています。
敷地内にはこういう謎の倉庫みたいな物がたくさんあって各セクションに分かれて仕事をしているので、あまり大きな物音を立てたりすると突然人が出てきて怒られますww(最終日にゲイリーとライフルぶっ放していて怒られましたww)

ここまでで午前中、午後はまた別の釣り場に向かうのでした・・・。