月別アーカイブ: 2012年11月

魚への愛情


本日頂いた釣果報告です。

釣果のご報告自体はたくさん頂くのですが、思うところもあり当ブログでのご紹介は控えておりました。

しかしながら、本日頂いた釣果報告は少し違っていました。

お分かりでしょうか。

釣れた魚を浸水した草むらにそっと横たえ、魚が傷つかないように撮影されているのです。
こうした写真はトラウトや一部のソルトウォーターではよく見かけるのですが、バスではとても少なく感じます。
こんな写真を撮る方は、普段の魚の扱いも、とてもスマートで優しいんでしょうね~。

そして写真と一緒に頂いた文面も下記にご紹介します。

こんにちは。

先程まで野池に遊ばれていました(笑)

どちらのバスも岸沿いにリトリーブし、藻やウィードにソフトタッチしてかわしながらバイトを得ました。

スナブノーズM5 ちょこれーと

フィールドデータ

水温 11℃

水質 クリア

天気 晴れ

風向き 無風

タックルデータ

ロッド FACTOR”SE7EN”FDC-70ML

リール アルデバランMG(FDCH化)

ライン ナイロン16LB

以上です
今日もスナブノーズM5のちょこでバラしました(笑)

こういう魚やフィールドへの愛情に満ち溢れた写真なら、
是非、当ブログでもご紹介申し上げたいと思いました。

長崎のK様、ありがとうございました。

NFC-TCRシリーズ


610Lはタイニークランク、フラットサイド、シャッド。
610MLはシャローランナー。
610Mは10ftダイバー、リップレスと、
それぞれ適応スタイルの表記が入ってます。


リールシートはFuji製 ECS。
グリップのコルクの材質と形状には徹底的に拘って頂きました。
オーバヘッドだけでなく、サイドやアンダーキャスト時のリストの自由さと、パーミング時の自然な握り。膨張式ライフベスト等にも引っ掛かり難く、瞬間的なフッキングでも支点のズレを防ぐバールコルクのエンド。軽量でありながらモッチリとしたNFCブランクの特性を完璧に引き出すべくデザインして貰いました。


基本、余分なコスメを徹底的に抑えたシンプルで飽きの来ないデザインですが、フードなどさりげない部分でNFCロゴがアピールしてます。
他にも軽量なチタンとステンレスを組み合わせたガイドセッティングなど、アピールポイントはまだあるんですが、写真に出難い箇所なのが残念です。次はブランクの曲りやティップバッキングの速度など、動画でお伝え出来たらな~と思ってます。

リールを乗せるとこんな感じ。

たまたまですが、カラーコーデもぴったりですw

お問い合わせ、詳しい情報はこちらのNFC日本代理店ブルーピークスさんによろしくお願いします。
http://northforkcomposites.jp/

フックサイズ


写真の2つのBULLETHEAD、実はセッティングを変えてあります。

こうした方が解りやすいでしょうか。

右のブラック/チャートはノーマルの#6、左のテネシーシャッドは#4と、
フックサイズを変更しているのです。

ルアーの性能というのはフックサイズで変わってくる部分が結構あります。
なにより一番顕著なのがカバー回避フッキング率でしょうか。

フックサイズを小さくすればカバー回避性能は上がりますが、フッキング性能は下がります。

逆にフックを大きくすれば、フッキング率は上がりますが、カバー回避性能は落ちます。

クランクベイトをはじめ、あらゆるルアーにはこうしたジレンマがついてまわるのですが、ボートアングラーが中心のアメリカ市場では、フッキング性能やビッグサイズのキャッチ率を優先しオーバーサイズ。おかっぱりアングラーが大半を占める日本の市場では、カバー回避を優先してダウンサイズが一般的なように感じます。

BULLETHEADも出荷時に優先したのはカバー回避の方です。元々コアなクランクジャンキーをターゲットにしたKTWLURESと違い、BULLETHEADは細かい事を考えずにカバーをバンバン撃っていきたい人や、これからクランクベイトを覚えたいというアングラーにも使って欲しかったからです。

ですので出荷状態のBULLETHEADはルアーのウォブリングを感じるようにスローリトリーブすれば、結構な確率で勝手にカバーを回避してくれます。藪漕ぎしてようやくたどり着いた小さなスポットを、ゆっくり慎重に攻めるセッティングになっています。

しかし、ロッドワークやリトリーブでカバーを回避する術を覚えたアングラーや、オープンエリアを速く、強くサーチしていくシチュエーションでは、フックサイズを前後とも#4に換装したセッティングも試してみて下さい。ストレートリトリーブの対応速度が上がり、テールを啄むような小さなバイトをノセ、ランディング率も上昇すると思います。

BULLETHEADのベリーフックハンガーはかなり前方にあります。

これはフックをオーバーサイズに換装した時に、前後のフックが絡まないようにする為です。

すると当然このように、フックはリップに乗りやすくなる訳ですが、フック同士が絡んでしまえば外すのに結構な手間が必要ですが、リップに乗った程度であればキャストなどで簡単に外れてくれます。

先にも申し上げた通り、ルアーにはジレンマがありますが、使い手がシチュエーションによって選択する事でルアーの仕様幅は大きく広がります。
BULLETHEADに限らず色々なルアーで試してみてください。ライバルに差をつける自分だけの発見をするかもですよ・・・?

次のリリース

ご好評頂いておりますmibroバレットヘッド、カラーラインナップについてのご要望なんかも多数頂きますが、
自分自身まだまだ欲しいカラーがあったりで、カラーサンプル作りとテストは継続中だったりします。

やはり面白いなと思うのは半透明系のカラー。
実はクリア系のルアーというのは、水中で見えなくなるのではなく光ります。
それはルアーが空気を内包しているからで、水中の泡が白く光って見えるのと同じです。
つまり、透明系のルアーは意外にも目立つ存在という訳です。
その蛍光灯のようなキャンバスにどんな色を乗せて、どうコントラストを付けていくか・・・
そんな日々の仮説(妄想)と実証(現実)こそがルアー作りの楽しみだったりもする訳で、
これまでのウッド素材ではなかなか難しい、「無理してプラやって良かったな~」と思う瞬間でもありますw

そしてもうひとつ、「プラやって良かったな~」と思うのがヒカリモノです。
実はこれにも色々なパターンがあって、メッキのようにビカビカに光らせる方法、
アルミのような反光沢、怪しげな模様のホロなど、本当に様々な物があります。
これらのベースブランクを眺めているだけで、色々と妄想力が湧いてきます。

そんな仮説と実証と実用と趣味の果てに決定したバレットヘッドNEWカラーです。

・フラッシュプレモンス(インサートプレート)

・シャインブリーム

・シトラスシャッド

・ファントムグリーン

・ロイヤルシャッド

12月中旬のリリースを予定しています。

よろしくお願いします。

晩秋×クランキン

寒くなってきましたね~。

福岡というと南の暖かい所と思われがちなんですが、
実際は「南」ではなく「西」にあるだけで、そんなに暖かくないんです。

先日も関東の友人が来て、開口一番「福岡寒いですね!」・・・
それなりに寒いし、北風がモロなんで下手すると関東より寒い時があります。
もし出張その他で福岡へ来られる方、間違ってもアロハとか駄目ですw

さてさて、そんなどうでもいい話は置いといて、
全国的に寒くなったせいか、ここの所釣果のご報告を多数頂くようになりました。
やっぱ寒くなるとクランクベイトですね。
グッドサイズ連発なんてご報告頂くと嬉しくなります。

なかでも多く頂くのがフラットサイドクランクによる釣果報告。

写真のグースネックMR、ロデオドライブtype-Cによる釣果が圧倒的なようで、
頂くお便りの殆どがこの2種に関係するお話しでした。

この2種類の特徴は、大型リップによってカバー回避性能を高めながら、
ラウンドタイプに比べて浮力を抑える事で、スローになった魚にも長くアピールします。
他にもラウンドタイプに比べてブライトでビートの効いた振動が、
寒冷前線やターンオーバーで沈黙した魚に効くのかも知れません。

これらのルアーを使うには、ルアーの振動を感じ取れるギリギリの速度で、
ゆっくりと巻いてきて、何かに当たったら止めるのが基本。
テールフックを突いてくるソフトバイトをノセる為、
柔らかめのロッドを使うと良いと思います。