日別アーカイブ: 2010年9月5日

フェイバリット

新しいルアーや、今まで使った事がなかったルアーを買う時、
ついつい選んでしまうカラーがあります。
何処へ行っても使えるのは総じて使用頻度が高く、使用時間が結構長い。
初めて買うルアーを見極めていく時に、安心して投げられるカラー。
自分の場合、それがコレ↓です。

ルートビア
ご覧のように、様々なメーカーから発売されている超アメリカンスタンダードなんですが、
マスプロのインジェクションだけでなく、
オウサムベイツやデイビスベイツなど、多くのハウスメイド系インディーズも採用しています。
また、バンディットのようにどこでも買えるメーカーからリリースされていて、
人気のカラーでもあるので、大抵のショップで買う事が出来ます。
お陰で、旅先でロストした時など、ウォルマートで夜中でも補充可能ですw
さて、そんなルートビアですが、日本では知名度が無いらしく、
アメ物を多く扱っているお店でも、あまり目にする事が出来ません。
だから、見かけるとついつい買ってしまうのですが、
いつもハニースポットの内村くんに、
「塚本さん!またそのカラーですか!ホント好きですね~w」
とか言われちゃいます。
でもそのルートビアが引き合わせた出会いというのもあります。
それがこの人。

すっかりこのブログのレギュラーの下川くんです。
元々は昨年彼がロデオtype-Cで爆釣したのが出会ったきっかけだったのですが、
色々話すうち、彼が「ルートビア偏愛者」である事が発覚しました。
以前作ったtype-Cのルートビアを見せると、
「ええええ~~~!マジっすか!あるんすか!反則っすよそれ!」
何が反則なのかは不明でしたが、非常にテンションの高い悔しがり方をしていましたw
実は今回のロデオtype-C、結構手の込んだ色が多かったので、
塗る寸前までルートビアは辞めようかと迷っていました。
しかし、目を閉じると・・・

こんな顔の下川くんが思い浮かぶんですwww
で、
「しゃあない!やるか!」
となったわけです。
いやあ、ここまで書いてふと思いましたね。
まったくカラー解説になってないとw
先日も勇んでロデオ発表とかして、翌朝どや顔でPC開けたら、
西根師匠がロデオの長さやウェイト補足してくれてましたからねw
”人間、独りでは生きられない”とか言うじゃないですか?
自分の場合、甲斐甲斐しく世話してくれる人間が、
周りに沢山居ないと生きていけない自信がありますw
うん、まあ、そんな何自慢かわからん話はどうでもいいんですが、
このルートビアを初めて見た時、
「タカハヤみたいだな・・・」と思いました。
タカハヤというのは、いわゆる淡水にいるハヤですが、
地方とかで呼び方とか違うかも知れません・・・。
ま、(爆) そのタカハヤ、全体に白っぽいヌメッとした感じで、
背中がうっすら緑だか茶色だか微妙な、はっきりしない見た目の奴ですw
自分の場合、魚から見ればルアーはルアー。
魚を惹きつける要素さえあれば、何かのイミテートである必要はないし、
魚も「これはなんという種類の魚である」とは認識して捕食している訳ではないと信じている口です。
しかし、ヒロ内藤さんの言葉をお借りすれば、
「間違いを起こさせるのがルアーフィッシング」。
出来れば間違ってくれる要素は多い程いいと思ってもいるのです。
(勿論、時と場合によってはピンク色がベイトフィッシュに最も近いという状況もあるわけで、
必ずしも「リアルだから魚が釣れる」と思っている訳ではありません。)
ん~~~・・・なんか言い訳で脱線してますね。
とにかく、タカハヤっぽいなと。(爆)
本来写真で紹介するべきですが、写真でどうしても出なかったので、
ここからは、今回ルートビアを買って下さった方、
これから取り扱い店様で購入予定の方々限定で話しを進めます。
ウチのルートビア、背中の部分の茶色っぽい部分・・・
太陽光や強い蛍光灯で照らすとグリーンになります。
これは赤味が強いグリーンを薄く吹いているからで、
光量によって若干色味が変化するよう調色しています。
この部分、よ~く見て頂くと、若干赤みがかった反射をするのが見えます。
これは赤パールを重ねているのではなく、
上のグリーンの中にある赤味によって、白パールの中の赤味が強調されるからです。
以前、暗い水槽の中のタカハヤを観察した事があるのですが、
空気中で見るより少し緑かかった白で、動くとギラリと赤く反射します。
実は自分がルートビアを「タカハヤみたい」と感じたのは、この赤い反射で、
ルートビアの全体がボヤけた印象と、腹部の薄い蛍光オレンジが、
アクションする度にヌメヌメと赤味を発するのではないかと・・・。
そこにショルダー部分の赤味を増して、Wでヌメヌメしてしまおうとw
そう、自分の考えるイミテートとは、
陸上に上げられた魚とそっくりな外見であるかどうかよりも、
水中にあって、アクションによってそれっぽい印象を与える事の方が重要と考えるのです。
そんな訳で、ウチのルートビア。
アメリカの超スタンダードカラーを尊重しつつ(だってカッコいいもん)、
勝手な解釈を加えてアレンジしたものです。

ちなみにアメリカにタカハヤが居るかどうかとかは、まったくもって知りません(爆)。
ついでに関東に居るかどうかも知りません!
そんな時はアブラハヤだと思えばいいんです。
今年春にOPA!さんよりリリースして頂いたDVD、
「江戸物×KTW」で一番デカイのを釣ったのがロデオtype-Cのルートビアです。
アブラハヤだと信じて疑わなかった結果ですw
興味のある方でお暇な方は、是非チェックしてみてください♪