月別アーカイブ: 2010年5月

琵琶湖×B7

滋賀県のYさんから釣果報告頂きました!
ルアーは先日リリースさせて頂いたB7gen4です!

Yさんは以前にも3rd60の釣果報告を頂いてますが、
今回も54cmの見事な釣果をご報告頂きました!
場所は琵琶湖に繋がる水路です。
時折、水面近くでの捕食と、ベイトの群れが確認できる状況で、
護岸沿いに流しているとバイトしてきました。

と言葉少なげに語って頂けましたが、この魚を獲るまでには相当フィールドに通い込み、
細かい部分まで観察し、色々な戦略を練って臨まれたのでしょう。
本当にカッコイイです!

カラーは琵琶湖アングラー達からリクエストの多かったブルーギルカラー。
活性が低かったのかテールフックへのバイトのようですが、
それをバラさず仕留めてしまう辺りが流石です。
Yさん、ありがとうございました!

昨日の新兵器

今日は豪雨の降り注ぐ中、一歩も出ずに完成間近の新工房で、
色々な設置作業をしながら、
「う~ん、完璧だ!100%や!」とかひとりごちてた訳ですが、
工房とタックル置場が隣接したお陰で色々な事が楽になるような気がします。
例えば釣行前のタックル準備w
念願のデカい作業台(1820×910)が出来たので、
持って行くタックルをズラリと並べてリギングしたり、
ボックスの中身をドバッと広げて整理したり、
それらを椅子に座ってゆっくり行える幸せです。
これでボートまで同じスペースに入ってれば桐山のガレージ並みですが、
日本の住宅事情でアレはなかなか困難でしょうね~。
さて、昨日紹介した”新兵器”ですが、
リグなどの具体的な詳細は端折ってましたね。
使用したリグはジグヘッドリグ。

写真はOWNER社の”オカッパリヘッド”
テキサスみたくセルフウィードレスにリグれる優れモンなんですが、
チューンというか、多少フックに手を入れてます。

写真で見て頂くと一目瞭然ですが、
上のノーマルに比べてポイントが開いてあります。
別に焼き戻しとか面倒な事をしている訳ではなく、
プライヤーで広げてるだけです。
しかしこれだけでフッキングは桁違いに向上します。
まあ”ちっこいバルキースピア”のようなもんで、口腔内にガッツリ掛けれます。
で、これをジャスターホッグ3.3にセットする訳ですが、

フックポイントは完全に埋めてしまいます。
(フッキングが心配な場合は一度貫通させてポイントの通り道を作ってから埋め戻します。)
フックは完全にワームの中にあり、完全なセルフウィードレス。
ヘッドのアイは特殊で、斜め前方に付いていて、
アイの形状自体も普通のジグヘッドより短く、ヘッドに埋まったような形状の為、
ゴミや藻などが引っかかり難いので安心してカバーを攻めれます。
そしてこのリグを使用するタックルが、

ファイナルディメンション・アンリミテッド274M
ロボ奥田さんプロデュースの対デカバス用フィネスロッドです。
このロッドの特徴は何と言っても軽量なリグを使える事で、
”無理すれば使える”という事ではなく、”それ用”である事。
”軽い物が投げられる”のではなく、繊細に必要な情報を感知しながら、
こちらの意図した動きをルアーに伝えるという事にあります。
この辺が”単にデカイ魚を釣る”のと”ライトリグでデカイのを仕留める”の違いです。
PEラインを使用した場合、ライン自体に伸びが無い為、
タックルには相当な負担が掛かります。
そしてタックルに負担が掛かるという事は魚にも負担が掛かるという事で、
タックルと魚との接点である「魚の口」と「フック」に負担が大きいという事です。
重い魚体に小さなフック、ライトリグで大きな魚を獲るには、
”どうやって力を分散し、吸収するか”が課題となります。
そういう意味でこのロッドは唯一無二な存在と言えるかも知れません。
ではなぜこのロッドを遠賀川の、それも超接近戦のサイトに使おうと思ったか。
それはこのロッドの長さにあります。
普通に考えれば、オーバーハング下に撃ち込むならロッドは短い方が楽です。
しかし、問題は撃ち込んでから食わせるまでと、食わせてから獲り込むまでにあります。
このロッドの7’4”というレングスは、実は軽量なリグをバーチカルに操作するのに最適です。
投げた先で上下に動かしたいのであれば、理想はルアーの真上にティップがある状態。
長ければ長い程遠くで誘えるという理屈です。
そして掛けてからはロッド全体が魚の動きを受け止め、
ドラグを滑らせる事なく強引に引き摺り出せます。
実際45程度の魚なら、ドラグが滑り易いPEでありながら、
ジリとも言わせず魚の動きをコントロールし、
覆い茂った竹林から引き出す事が出来ました。
キャスティングなど、技術でどうこう出来る部分は練習次第でどうとでもなります。
しかし、技術ではどうにもならない物理的な部分は道具でカバーするしかありません。
頑張っても手は伸びませんし、伸びても困りますしねw
274M×パワプロPE×チビジャス!
この組み合わせはハマりそうです。

本日の遠賀川

昨日、先週の釣果をアップしたばかりですが、
今日も釣りに行ってましたw
こうやって連続でアップすると毎日釣りに行ってるみたいですが、
昨日のはあくまで先週の釣果ですので、実に一週間ぶりの遠賀川です。
今回のパートナーは仕事で鹿児島に行ってしまったfjwrくん。
久々に帰ってきたのでせっかくだからという訳で・・・。

開始早々リップラップを通したfjwrくんのスナブS5に幸先の良い一匹目。
しかしここから「チャートリュースシャッド劇場」が始まるなんて事は知るよしもなく・・・。

先週から付けっ放しのチャターベイトで先ずは一匹。
そしてここから「fjwrチャートリュースシャッド劇場」。

サイズは中型ながら、ポツポツポツポツ釣って行きます。
「いやあ、こういうどんよりした天気の時は効くんだよね」
なんて偉そうに講釈タレながら、早速あやかろうと自分のボックスを開けてみるも、
「チャートリュースシャッド」が無い・・・
っていうかS5がアラバマとマットタイガーの2個しかありません。
「う~ん」と記憶を辿ってみる。
そもそもアメリカに行くと必ず色々な人にルアーをたかられる。
ましてや昨年のルイジアナはバスマスタークラシック。
そうとう色々な人にたかられて、
持っていったボックスは全てBPSで買った$3,99とか$4,99とかのルアーに変わってたような・・・。
で、プロトで作った新型S5のチャートリュースシャッドは、
OPA!DVDで活躍した後、秋のオールスターでマンダム川口に・・・。
そりゃ無いでしょうよ。
っていうか意外と自分とこのルアーって持ってないんですよね。
という訳で「カラーの差が勝敗を決める上で絶対ではないと言う事を教えてやる!」とばかりに、
とりあえずマットタイガーとか投げてみる訳ですが・・・

同じルアーでバックシートから捲くられる。
これがカラーでなくてなんだというのですか。
その後もポツポツポツポツ、釣れるのはバックシートのfjwrくん。
「フッ チャートリュースシャッドの怪だな。」
「こんな事あるんですか!?」
「まあカラーなんて関係無い時もあるけど、大きな差になる時もあるね。」
なんか必死でそれらしい事を言ってみるのですが、状況が状況だけに我ながら情けない話だなと。
っていうか聞くまでもなく現実に起きとるがな!
とりあえずパープルの反射は無くても白系なら・・・って事で、
M5のスプラッターバックにチェンジ。
ついでにセコくも少し深いエリアに移動して巻き巻き巻き。
ぼんやりfjwrくんのチャートシャッドを恨めしそうに見ながら巻いていると、
ブルブル感がふっと消えぬ~っと重くなる。
「ゴミでも引っかかったか?」
あ、魚やがな!と気付いた時は既に手遅れ、ジャンプ一発さようなら。
で、浅くなったので再びS5マットタイガーに換えて巻いていると、
ンガゴガゴガガと特有のローリングバイト。
ええ、楽々50upですよ。
書き忘れましたが朝の2発目にもジャステキで50up釣ってますから2本目ですね。
ま、惜しむらくは2匹とも立派なヒゲが4本も生えていた事ですかね!
で、直後にfjwrくんのS5チャートシャッドに中型サイズ。
もうね、お前らどんだけこの色好きなんだと。
どこがいいの?黄色のラインか?マーク・ゾナかと。
こりゃ本格的にヤバイという事で新兵器。
ま、先週の経験を元に用意しておいた物があるんですよ。

FDアンリミテッド274MにパワプロPE、そしてジャスターホッグ3.3です。
オバハン(関西方面のご婦人の事ではないですよ?)の奥でウロウロするフィーディングバスに、
オンサイトで一撃必殺!ゴリゴリっと引き出します。

どーです。
エロいピンクのチビジャスにナイスサイズがモンドリアンですよ。
(何を言ってるのかサッパリですが、雰囲気だけは伝わると思います。)
で、カバーが無くなったのでS5マットタイガーを巻き巻き巻き・・・w
ショボイ葦際のボトムがうっすら見えるようなトコに投げるも異常無し。
そしてそこにfjwrチャート着水。
そこ通しましたけど・・・ギラッと反転する何者かが・・・。
「あ!魚でしたぁ~!」

判ってんよ、そんくらい。
問題なのはそこじゃないよ・・・。
もういいよ、数とクランキンは君に任せた。
こちとらナチュラルボーンなテキサスキッドですよ。
もう撃って撃って撃ちまくってやる!

ジャステキの方がサイズは良いものの、
こう後ろでポンポンやられちゃ自分の仕事がなんなのか判らなくなりそうに・・・。
こうなったらもう吹けよ風!呼べよ嵐!朝から今にも泣き出しそうな空を睨みます。
もう既に目的も職業も完全に失ってます。
「降りそうで振らないね~。」
口に出した瞬間でした。
ポツッポツッと待望の雨が・・・。
大急ぎでXEFOを着込み、上流へ・・・。

”こうなったら、このクランクジャンキーの若造にテキサスリグの素晴らしさを教えたる!”
もう何がなんだか判らない状態のテキサスキッド!
この後本日のビゲストワンを掛けますが、余裕コキ過ぎ痛恨のバラシw
さらに同じスポットで1本づつ抜いてクランクジャンキーfjwrがポツリ。
「ジャステキのがサイズ良いですね。」
そうだろう!そうだろう!それを判って欲しかった!
さあ撃て!そして叫べ!GETNET!
そして2人のテキサスキッドは流れの強くなった支流に攻め上がり、
魚が身を寄せるショアベタを撃つべし撃つべし。

「テキサス強いですねぇ!」
この一本で開眼したテキサスキッドfjwr。
ようやく獲れ始めた40超えサイズにご満悦。

その後も2人で何本か追加して帰りの車内。
「いやあ、今日はテキサスの爆発力堪能しました!」
そんな歓声を上の空で聞きながら、
”次回スナブのチャートリュースシャッド作ろう・・・”
そんな事を思ったのでした・・・。

先週の話ですが・・・。

実は先週末、釣りに行ってました。
東京の友人べーやんさんが遊びに来られて、
久々というか、今年初の遠賀川に出てました。
うん、まあ、遠賀川が初とか言う以前に、
今年の春はまったく釣りに行けてないんですよ。
テストとかでフィールドには出てましたが、
魚そっちのけのメカニカルな方面でしたからね~。
まあ、平たく言えば初釣りみたいなもんですw
さてそんな浦島遠賀太郎ですが、昨年秋と同じく口火を切ったのはべーやんさん。

べーやんさんがことのほかマッチョなので小さく見えてしまいますが、
この時期(アフター)ながら楽々キロアップのナイスサイズです。
で、2匹目もべーやんさん。

これもまたナイスポー・・・ナイスサイズです。
しかしこの2匹には大きな意味があり、実は緻密に計算された僕の罠だった訳ですw
この時期、特に状況が判らない時は同じワームで2~3種類のシンカーをリグったタックルを用意します。
べーやんさんは手ぶらで快適九州ツアーにご参加なのでタックルは貸し出し。
この時使っていたのは1/2ozのリグ。
僕が使っていたのは3/16ozのリグだった訳です。
ワームは同じジャスターホッグ。
同じボリュームで沈下率を変えて魚の反応を見ていた訳です。
で、1/2ozでストンと落とした方が良い事が判ったので重いシンカーのついたタックルにチェンジ。
早々に結果が出てくれます。

ポロポロっと何本か釣れた後、50cmとか出ちゃう訳です。
ここで、「あ、今日巻いてねえ!」とか気付き、
この週明け発売予定だったB7gen4とか投げてみたりもします。

まあでもせっかくテキサスで釣れてるんだし、という事でジャスターホッグを満喫して終了。

で・・・、翌2日目。
朝から口火を切ったのはやはりべーやんさんでしたが、
超ロリサイズだったのでノーピクチャー。
で、べーやんさんがロデオtypeCを引っ掛けた隙に投げたスナブM5に一本目。

でも後が続かず、昨日の1/2ozテキサスも駄目。
「クランクもテキサスも駄目ならスピナベか?」

換えて3投目に50up・・・。
冗談で言ったのに真に受けおった・・・w
で、スピナベタックルはそのままべーやんさんに渡し、
「久々にチャターで釣りたい・・・」
なんて言ってると・・・

実はやっと届いたアンリミ166MLの初降しだったのでちょっと嬉しく、
170Mも使ってやるか~とテキサスを7gでセット。
で、ウロウロしてるとショボいブッシュに付いている奴発見!
パクッと反転して咥えるもののバイトは浅く、すぐ離します。
で、また元のブッシュに戻っていく・・・。
水深や地形から見てネストには関係無さそうなので、
魚の嫌がる方向に何度か撃ってレンジを下げさせ、
見えなくなったとこでじっくり誘うとパックン。

「ほうほう、そういう事ね♪」って事で、
似たような環境を探してシャローブルーポラで覗いてみると、結構ウロウロしてはる。

まあ早い話しフィーディングの魚をサイトで狙うだけなんですが、
魚の口元にアプローチするのではなく、
魚に興味を持たせ、あくまで魚から接近させるのがキモみたいでした。

で、その後も似たような方法で何本か獲り、久々の釣りを満喫させて貰いました。
いやあ、やっぱこの時期はボトムにステイさせる時間を取るので、
ジャスターホッグの浮力のあるテールが利きますね。
正に神様仏様ジャスター様ですw
2日間で14本、内2本が50upと少々出来すぎな内容でしたが、
NEWロッド達のシェイクダウンも無事も終わり、
やっとシーズンイン出来そうです。
使用タックル
・テキサスリグ
FD-TS176MHPF+メタニウムMg+25lbフロロ
FD-TS172MHPF+メタニウムMgDC+20lbフロロ
FDUL-170M+アルデバランMg7+16lbフロロ
・クランクベイト
FD-TS1610MLF+メタニウムMg+14lbフロロ
FD-TS1610LF+アルデバランMg+12lbフロロ
・スピナーベイト
FD-TS168M+メタニウムMgDC+14lbフロロ
・チャターベイト
FDUL-166ML+アルデバランMg7+14lbフロロ

巣立っていった娘達。

昨日まで阿鼻叫喚の鉄火場だった新工房、
ラック一杯に掛かったルアー達と、所狭しと並んだ封筒や箱。
今日はガランともぬけのカラ・・・。
ああ、巣立っていったんだな~・・・
そんな事をぼんやり考えながら、
新しいコンプレッサーの試運転やボール盤、バンドソーの組み立てを行ってます。
明日はルアー製作用ラックの部材が届くのでその組み立てと、
コンプレッサーからの配管やレギュレーター、照明器具の取り付けなんかが待ってます。
さて、そんな居なくなってちょっと寂しいB7ですが、
先週末の八郎潟でやってくれたみたいですね。
八郎潟の敏腕ガイドにしてエスカーラ・ボートサービスのオーナー海上さんが、
ローカルトーナメントに出場し、見事優勝されたそうです。

5匹で7,800gという八郎では超ハイスコアでの勝利ですが、
ジグ&ジャスター、テキサスでハイアベレージなキーパーを揃えた上で、
ピッチンフリップではバイトが減る日中の時間帯にB7を使い、
さらにキッカーと入れ替えていくという戦略をとったそうです。
『海上さんのブログ』
正に先日紹介させて頂いた「B7の爆発力」を証明して下さったような釣果。
でも、本当に凄いのは海上さんのスコアメイクですね。
何度かご一緒させて頂きましたが、本当によく釣らせてくれるガイドさん、
そして本当に素晴らしいフィールドですね。
クランキンにピッチンフリップ。
シャローの釣りを満喫したいなら、これ以上の環境はそうそう無いのではないでしょうか。
それにしてもこのトーナメントが行われたのは16日。
奇しくもこのブログで新B7を発表する前日だった訳ですね。
なんだか最高の祝砲をブチかまして頂いたようです。