昨日の新兵器

今日は豪雨の降り注ぐ中、一歩も出ずに完成間近の新工房で、
色々な設置作業をしながら、
「う~ん、完璧だ!100%や!」とかひとりごちてた訳ですが、
工房とタックル置場が隣接したお陰で色々な事が楽になるような気がします。
例えば釣行前のタックル準備w
念願のデカい作業台(1820×910)が出来たので、
持って行くタックルをズラリと並べてリギングしたり、
ボックスの中身をドバッと広げて整理したり、
それらを椅子に座ってゆっくり行える幸せです。
これでボートまで同じスペースに入ってれば桐山のガレージ並みですが、
日本の住宅事情でアレはなかなか困難でしょうね~。
さて、昨日紹介した”新兵器”ですが、
リグなどの具体的な詳細は端折ってましたね。
使用したリグはジグヘッドリグ。

写真はOWNER社の”オカッパリヘッド”
テキサスみたくセルフウィードレスにリグれる優れモンなんですが、
チューンというか、多少フックに手を入れてます。

写真で見て頂くと一目瞭然ですが、
上のノーマルに比べてポイントが開いてあります。
別に焼き戻しとか面倒な事をしている訳ではなく、
プライヤーで広げてるだけです。
しかしこれだけでフッキングは桁違いに向上します。
まあ”ちっこいバルキースピア”のようなもんで、口腔内にガッツリ掛けれます。
で、これをジャスターホッグ3.3にセットする訳ですが、

フックポイントは完全に埋めてしまいます。
(フッキングが心配な場合は一度貫通させてポイントの通り道を作ってから埋め戻します。)
フックは完全にワームの中にあり、完全なセルフウィードレス。
ヘッドのアイは特殊で、斜め前方に付いていて、
アイの形状自体も普通のジグヘッドより短く、ヘッドに埋まったような形状の為、
ゴミや藻などが引っかかり難いので安心してカバーを攻めれます。
そしてこのリグを使用するタックルが、

ファイナルディメンション・アンリミテッド274M
ロボ奥田さんプロデュースの対デカバス用フィネスロッドです。
このロッドの特徴は何と言っても軽量なリグを使える事で、
”無理すれば使える”という事ではなく、”それ用”である事。
”軽い物が投げられる”のではなく、繊細に必要な情報を感知しながら、
こちらの意図した動きをルアーに伝えるという事にあります。
この辺が”単にデカイ魚を釣る”のと”ライトリグでデカイのを仕留める”の違いです。
PEラインを使用した場合、ライン自体に伸びが無い為、
タックルには相当な負担が掛かります。
そしてタックルに負担が掛かるという事は魚にも負担が掛かるという事で、
タックルと魚との接点である「魚の口」と「フック」に負担が大きいという事です。
重い魚体に小さなフック、ライトリグで大きな魚を獲るには、
”どうやって力を分散し、吸収するか”が課題となります。
そういう意味でこのロッドは唯一無二な存在と言えるかも知れません。
ではなぜこのロッドを遠賀川の、それも超接近戦のサイトに使おうと思ったか。
それはこのロッドの長さにあります。
普通に考えれば、オーバーハング下に撃ち込むならロッドは短い方が楽です。
しかし、問題は撃ち込んでから食わせるまでと、食わせてから獲り込むまでにあります。
このロッドの7’4”というレングスは、実は軽量なリグをバーチカルに操作するのに最適です。
投げた先で上下に動かしたいのであれば、理想はルアーの真上にティップがある状態。
長ければ長い程遠くで誘えるという理屈です。
そして掛けてからはロッド全体が魚の動きを受け止め、
ドラグを滑らせる事なく強引に引き摺り出せます。
実際45程度の魚なら、ドラグが滑り易いPEでありながら、
ジリとも言わせず魚の動きをコントロールし、
覆い茂った竹林から引き出す事が出来ました。
キャスティングなど、技術でどうこう出来る部分は練習次第でどうとでもなります。
しかし、技術ではどうにもならない物理的な部分は道具でカバーするしかありません。
頑張っても手は伸びませんし、伸びても困りますしねw
274M×パワプロPE×チビジャス!
この組み合わせはハマりそうです。