Tuned or Normal

発売以来たくさんの方にお買い上げ頂いたGUPPY110ですが、結構多い質問に「どんなチューニングされてますか?」とか、「どういう時にどういうチューニングしてますか?」というのがあります。

ぶっちゃけ自分は殆ど全くチューニングという物をせず、基本ノーマル状態で使ってます。

元々オリジナルのグッピー(バルサモデル)は基本性能の高いミノープラグです。よく飛んで、浮力が高く、ゆっくり巻いてもよく泳ぐ、というのがグッピーの本質なのです。

mibro(インジェクション)版 グッピー開発ではこのオリジナルモデルの良さを引き継ぎ、使い易く、よく釣れるルアーとしてテストを進めてきました。

まず一番の特長は太いテール部分で、それ自体が比重を持つ為、ゆっくり巻いてもクランクベイトのように大きなタービュランス(後方乱流)を生み、濁りやローライトでも水ヨレで魚の側線にアピールします。

また、その太いテールのお陰で重心が後ろにあり、普通にキャストしても圧倒的な飛距離を叩き出す事が出来ます。

第2の特長として、ベリー(フロント)フックを固定するマグネットがあります。これはフックを固定する事でミノープラグの弱点のひとつである根掛かりのしやすさを改善する為で、ミノータイプの小さなリップでも立木や消波ブロックなどへのスタックが少なく、ウィードや水棲植物の間をヌルヌルと通してくる事が出来ます。

また、ジャークやトゥイッチの際にベリーフックがラインを拾う事が少なく、ストレスなくテンポよくシャローを撃っていく事が可能です。

まあ、そんな感じでノーマル状態のGUPPY110の良さを語って来ましたが、自分がチューニングをするのは冬ですかね~。

特に水温が10℃を割ってくるようなインターミディエイトでは板鉛などを貼ったチューニングを施します。

まあそれはそのアクションが云々というより”とにかく超ゆっくり巻きたい”という状況で、GUPPY110の浮力を殺してデッドスローに巻く為のものです。

殆どサスペンドに近い状態して、ゆっくり巻いて止める。ゆっくり巻いて止める。

クリアウォーターのフラットで有効な冬の釣り方です。

しかしそれはだいぶ先の話しなので、今は秋の必殺巻物ルアーとして楽しんでます。