日別アーカイブ: 2018年9月10日

コブラチャターの接続部分

発売以来とてもご好評頂いておりますコブラチャター。

お客さんからの釣果報告も、年間通じて最も多く安定しているルアーとなってます。

人気の秘密はやはりこの特殊なヘッド形状によるカバー回避能力の高さでしょうか。

ガードなどがないオープンフックでありながら、立木やレイダウンなどのウッドカバーやロープやジャカゴ、キンチャクなどのマンメイド、ハスや葦などのグラスカバーもヌルヌルと抜けてくるのでタイトにスローに攻め切る事が出来ます。

また、ウィードの抜けが良いのにフッキング率も良いので広大なウィードエリアを広く釣るにも最適です。

実はこのフッキングの良さとカバー回避の両立というのがコブラチャターの最も拘った部分で、チャターベイトというルアーは魚を引っ張る力は圧倒的なのですが、そのアピール力故にチャンスは一度きり。1度バイトがあったらセカンドチャンスは少ないのです。また、カバー周りの魚はとりあえずルアーにバイトしてくるけど威嚇のようなバイトでガッツリ食い込まない事も多々あります。だからこそカバークランキンのように敢えてトリプルフックでキスバイトを取っていく釣りがあるわけです。クランクに口を使ってくれない魚をチャターベイトのアピール力で強制バイトさせる。なのでブラシやワイヤーなどのガードは無し、オープンフックで即掛けセッティングながらカバーはぬるぬる回避する。これがコブラチャターが生まれたコンセプトなのです。

発売当初は「クランク屋のチャター」というポジションでしたが、今やもう「チャター屋が作るクランク」になってしまっているかも知れません。

 

さて、前置きと自慢話が長くなりましたが、このコブラチャターのブレードと本体と接続部分ですが、稀に鉸めが甘い物があるようです。

そもそもコブラチャターの接続部分はこのようなパーツ構成になっています。

アイとブレードの他に真鍮製のパーツがあり、このパーツがキャスト時にブレードが定位置から奥に行かない為のスペーサーであり、ブレードが当たるノッカーであり、ブレード脱落防止を兼ています。

しかし、まれにアイがしっかりと閉じられていない個体があるようで・・・

こんな感じで少し開いているものがあるようです。

一応この状態でもスペーサーがあるので簡単にブレードが抜け落ちたりはしないのですが、開き具合が大きければ脱落してしまう場合もあるかと思います。

なので皆さんのお手元のコブラチャター、是非一度アイの開き具合を確認してみて下さい。新しいパッケージを開けた時はもちろん、使用中の物もたまに確認してみてください。

もし開いていたら、丈夫なプライヤー等でグッと鉸めて頂けたらと思います。

ご使用前に是非確認してみてください。