ラウンドかフラットか

漁師クランクのサイズ感はKVD8.0とほぼ同じ。

 

でも、上から見ると・・・

 

 

横幅がこんなにスリム。

これによって1日巻いてもフィットネスにならない軽い巻き心地と、小魚が尾びれで水を蹴るようなナチュラルな後方乱流を生み出します。

かなり特殊なボディシェイプのように感じる人も多いかも知れませんが、クランクベイトとは本来こういう形なのではないかと思っています。

クランクベイトの始祖であるヤングのオリジナルBig-Oも、初期バグリーのBB3も体高はあるものの横幅は意外とスリムでした。

これは推測ですが、昔のプラスティック素材は重く強度も足らない為、バルサルアーの浮力を再現する為に、横幅を太らせて空気量を確保したのではないでしょうか。

こうした誕生したまん丸もこもこボディのクランクベイトが、現在のラウンドクランクのスタンダードになっているのではと推測するのです。(あくまで推測なのでSNS等でドヤると笑われると思いますw)

しかし現在のプラスティックは硬く、強度もあり、その分軽量に作る事が出来ます。

なのでフルサイズ以上のボディサイズを持つ大型クランクベイトなら、バルサクランク並みのキレのあるハイピッチアクションと、レッドシダークランク以上の強度と精度を持たせる事が出来るのです。

プラスティックの強度とクランクベイト本来のボディシェイプ。

この漁師クランクを見た多くの人から「フラットサイド?」と聞かれるのですが、自分的な回答は

”これこそが本来のラウンドクランク‼”

なのです。