2017年、mibroでは2タイプ(3種類)のソフトベイトを発売します。
ソフトベイトの企画は、これまでも色々な方法を試して来ましたが、昨年2016年より本格的に取り組み、あらゆるタイプのフィールドでテストを進めて来ました。
まずはそのひとつ、4inのクローフィッシュタイプ「Deathscythe」(デスサイズ)をご紹介します。
デスサイズは高比重素材のクローワームで、大きなハサミ部分は水流を受けてパタパタと泳ぎます。 また、長い触角と小さな脚は、僅かな水流に反応し、細かなアクションで魚を誘うと共に、フォール直後のシルエットが強烈にザリガニを連想させ、瞬時に食性のスイッチを入れます。
肉厚でどっしりとしたボディは大きなフックをしっかりとホールドする事が出来、カバーに撃ち込んでもズレ難く、本来のアクションをキープします。
テキサスリグは勿論、パンチングやジカリグなど、安心してカバーを撃ち続ける事が出来ます。
しかし、このデスサイズが持つ個性の最も特筆すべき部分は、その汎用性にあります。
デスサイズの触角の付け根には隙間があり、ここからフックを刺すと・・・
高比重素材を活かしたバックスライドリグになります。
ハサミを付けたままで使うとザリガニのキックバックアクションになり、ハサミを切って使うと、ただ巻きに触角が細かく震えるスイミングシュリンプアクションになります。
シャローのエビ食いバスへのノーシンカーアプローチ、沖のブレイクラインへのヘビキャロ攻めなど、一般的にミディアムパワー以上のロッドで行う殆どの釣りに対応出来てしまいます。
また、トレーラーとしての適応力も幅広く、
フットボールジグのボトムバンピングは勿論、ただ巻きで自発的に泳ぐ為、スイムジグのトレーラーにもピッタリで、
チャターベイトではルアーの振動に合わせ、ハサミや触角がブルブル震えます。
そもそも、このワームを作ろう(こんなワームが欲しい)と思ったのは自分のフィッシングスタイルから。
自分のようにホームレイクを持たず、また飛行機を利用した長距離移動釣行の多い人間は、どれだけ荷物をコンパクトにするかで毎回悩みます。
飛行機や新幹線で行った先で、レンタルボートだったり、友人のバックシートだったり、小さなアルミボートだったりと、とにかく荷物をコンパクトにする事が求められます。
しかも、いつも行っててある程度パターンが把握出来てる訳でもなく、たま~に、若しくは初めてのフィールドへの釣行が主です。
なので、ルアー、特に重く嵩張るソフトベイトに求められる性能は汎用性、つまり最小限の荷物量で最大限の適応幅を持ったソフトベイトが必要不可欠であると考えました。
ダムで釣りして翌日はマッディシャロー、さらに翌日は川でオカッパリなんてのが常です。
そしてそれは普段の釣行でも同じで、近隣のダムはどこも道やスロープが狭い為、アルミボートがメインであまり多くの荷物は積めません。
またオカッパりでの釣行も同じで、あまり沢山の荷物は持ち歩きたくないし、車に積んでおくのも不安です。
釣りの最中、ふと思い立ってリグを換えたりするにしても、手元でちょいちょいと組み換えられば面倒も無駄も少なくて済みます。
「前回の釣りで使ったワームだけど、捨てるの勿体ないし、とりあえず別のリグでリグっておいて様子を見たい。」
なんて時にも重宝すると思うのです(実際自分がそうw)
そんな極めて横着な理由から生まれたスーパーバーサタイルなクローワームがDeathscythe(デスサイズ)。
死神が持ってるデッカい鎌を意味します。
そう、ソフトベイトの名前は近接系ですw
カラーバリエーションや価格などは明日(か明後日)にでもまたご紹介させて頂きます。
ではでは。