コブラチャターのトレーラー

ここのところ多いのがコブラチャターのトレーラーに関するご質問です。

10日、11日のストアイベントでも、最も多かったのが「チャターのトレーラー何使ってます?」というものでした。

 

僕個人、チャターベイトのトレーラーには色々な物を使いますが、大きく大別すると3つのジャンルにカテゴライズ出来ます。

まずひとつめがピン(ストレート)テール系

もともとチャターベイトにはトレーラーが附属している物も多いのですが、その多くがツインテールと言われる二股に分かれた細いピンテールです。

まあ最もチャターらしいトレーラーではないかと思います。

しかしこの手のツインテール、ウチのコブラみたいにちょっと大振りなボディやスカートだとボリュームや長さ的にもうちょっと・・・って思う人も多いのではないでしょうか。

そんな時に僕がよく使うのはリアクションイノベーションのFlirt(フラートと読みます)4.95

2015_1013_213848-IMG_2414

しっかりとしたヘッド形状と細いストレートテイル、何より「4”じゃちょっと短いな」というジレンマを解決してくれる絶妙なレングスのワームです。

この手の細長いストレートワーム、チャターの発する振動に合わせて実にクネクネといやらしく踊ります。

使った事無い方は是非一度試してみて下さい。

 

ピンテール系と言えばこのソフトジャークベイト。

2015_1013_213717-IMG_2413

写真はZOOMのフルークですが、バスアサシンなんかも人気です。

この手のワームやボディにウェイトがあるのでロングキャストが効き、ステディリトリーブで広く探る釣りに向いています。

元々ピンテール系はパラシュート効果が少なく、瞬間的なリトリーブの強弱でイレギュラーなアクションが出易くなります。

チャター特有のバイブレーションをスポイルせずに、トリッキーな動きも演出できる万能トレーラーとも言えます。

今年の夏にハマったルアーにMolixのS-Stickというソフトジャークベイトがあるのですが、オリジナリティ溢れる三角断面のボディがフォール時にイレギュラーな動きをするので、カバーに強いコブラチャターのトレーラーにも最適でした。

2015_1013_214011-IMG_2415

これ単体のノーシンカーもスキップしやすく非常によく釣れるので、ボックスに入ってる率が高いワームです。

 

2番目のジャンルがシャッドテール系

テール部分に水を受け、プルプル泳ぐワームはスイムジグなどに非常に有効なので、チャターベイトに使う人も多いと思います。

もともとシャッドテールワームは比較的抵抗も大きいのでチャターベイトが暴れ難く、中層を一定速度で巻いてくるのに優れています。

しかしここで気を付けたいのがチャターとのマッチング

チャターベイトはブレードが左右に振り子のようにロールして振動や音を発します。

ですのでチャターのトレーラーとしてシャッドテールを選ぶ場合は、ブレードの動きと喧嘩しないようロールを抑えたテールの小さなシャッドテールワームを選ぶと良いと思います。

2015_1013_214125-IMG_2416

ひとつはゲーリーヤマモトのスイムセンコー

チャターとのマッチングを考えるとELITE 4.5”というモデルがお勧めです。

そしてもうひとつがMolixのRAシャッド4.5”

2015_1013_214245-IMG_2417

しっかりとボリュームがありながら、かなり控えめなテールのバイブレーションで、チャターの動きを邪魔せずになめまかしく自然に追従してきますので、クリアアップされたレイクでサイズを狙っていく時なんかに良いと思います。

 

3つ目はダブルカーリー系

春先や急な濁りなど、とにかくシャローを超スローに巻きたい時は、ダブルカーリー系がお勧めです。

特に早春、ステージングエリアに上がってきたプリを狙うなら、50cm程度のシャローをボトムを擦らずに超スローに巻ける事がキーになります。

そんな時はZOOMのスーパースピードクロー(ウルトラバイブじゃないですよ?)。

2015_1013_214329-IMG_2419

ダブルカーリータイプはテールを大きくしてもボディをロールさせないので、ブレードの動きと喧嘩しません。

パラシュート効果を最大にして、ブレーキを掛けるように超スローにリトリーブ出来ます。

カバー回避性能が高いコブラチャターとの組み合わせなら、枯れた茎が乱立する早春のハス畑も攻略出来るでしょう。

 

チャターベイトはトレーラー次第で色んな特性に変化します。

同じ巻きスピードでもトレーラー次第でレンジをコントロールする事が出来ます。

是非色んなワームを付けて、色んなシチュエーションで使ってみて下さい。

今回の記事が参考になれば幸いです。