ユーティリティープレイヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/10/18 20:19 UTC 版)
ユーティリティープレイヤー(Utility Player、UT)は、スポーツ、特に球技において、1人でいくつものポジションをこなす選手を指す言葉である。
今回のUTRシリーズの開発コンセプトはゴルフクラブのアイアンのようなロッド達でした。M~Hを揃えて常備しておけば、あらゆる場面に即応出来る、正にJ-Custom2.0の中核を形成するシリーズを当初よりイメージしていました。
取材やテストで毎回違った場所に釣りに行く事が多い僕の場合、荷物やタックルを少なくする事は必須条件です。まして情報の少ない釣り場で環境に適応するには、応用範囲が広く、優れたバランスが必要なのは釣り人も道具も同じだと思うのです。
使用ブランクはNorth Fork Compositesブランクの中でも張りと粘りのバランスが非常に良いIMシリーズ。ゼロフリクション時のブレの無さからは想像できない、しっとりとした粘りと強靭なトルクを持ったもっともNFCらしさを体感して貰えるブランクです。
その為、UTRシリーズが適応するルアー、及びテクニックは非常に多岐に渡ります。
同じ近距離、カバー周りでありながら、大きなシングルフックを貫通させる必要があるスピナーベイトやチャターベイト。
飛距離とキレのある操作性が求められるスプークタイプやジャークベイト。
リフト&フォール主体のバイブレーションプラグも同じです。
そして張りと粘りのバランスが非常に優れるIMブランクはテキサスリグやラバージグなどの縦の釣りにも幅広く対応します。
ソフトベイトのノーシンカーによるカバーアプローチにおいても、軽量で粘りのあるブランク特性はキャスト時の浮き上がりを抑え、低弾道でカバーの中へ静かにルアーを滑り込ませます。
こうした軽量でありながらトルクフルなロッド、実は北米市場ではとてもスタンダードだと思うのですが、そこはやはり海外。ハードロイやリコイルガイドだったり、リールシートやハンドル(グリップの事です)が異常にゴツかったり、せっかくのブランク特性をハードウェアが殺してしまってる物が多いのです。
多分外国の人なら身体のサイズに合ってるのかも知れませんが、やっぱりそこは日本人に合わせた物を使った方がストレスが少ないと思います。
UTRのインターフェイスはTCRと同じ220mmセミダブルハンドル。近距離でのアキュラシーキャストやラインメンディング、リトリーブコースの修正といった、パワフルさと小技のバランスに優れたJ-Custom2.0ならではのハンドリングです。
各モデル毎の個人的な使用感や適応ルアーなどは次回!