日別アーカイブ: 2018年3月19日

GUPPY is Back!

 

キープキャスト2018と西日本釣り博2018では沢山の方にブースを訪ねて頂き、色んなお話しを聞かせて頂きました。こういう場で頂戴するお声はメーカーとして本当に励みになります。本当にありがとうございました。また沢山の差し入れも頂きまして、感謝の至りでございます。次回も出展出来るよう、頑張って釣りが楽しくなるアイテム作りに邁進して参りたいと思います。

さて、そんな両展示会にて、mibro新製品コーナーのセンターを務めたのが「GUPPY」です。

 

「GUPPY」は元々ストリームデザインから発売されていたハンドメイドウッドミノーで、リッピングやジャーキングは元より、ただ巻きでも使えるミノーが欲しいという本人の要望を形にしたマルチパーパスミノーとしてデビューしました。ところがその特殊な形状とスイムバランス、普通のミノーシェイプにはない、大きな後方乱流が人気を呼び、琵琶湖湖北をはじめ各地のビッグバスハンターから釣果報告が相次ぎました。

そしてそのビッグバスハンター達からの要望を元に、よりデッドスローリトリーブに特化した比重の重いボディと、特殊なウェイトバランスのスペシャルモデルをリリースするに至りました。

そうして多くのハンター達の手によってチューンされブラッシュアップされていった「GUPPY」は、マンション建設の為の立ち退きの為、工房閉鎖という形で生産が止まっていましたが、再販を熱望する声は後を絶ちませんでした。

こうした経緯もあり、2017年にストリームデザインと経営を統合した事で、より繊細なセッティングが出来、強度アップと安定した供給、より悩ましいカラーリング展開が可能なインジェクション製法にて「GUPPY」を復活させる事にしました。

デザイナーのスズキタカノリ氏にとっては初のインジェクションモデルでしたので、ウッド素材との違いに四苦八苦してましたが、自分からのリクエストは「あくまで基本はオールパーパスミノー。リッピングもジャーキングも出来るクランキンミノー。でも使う人のチューニング次第でデッドスロー中層巻きにも対応できる幅広いセッティング」でした。

ウッドモデルのグッピーよりも太めのフェイス、より大きくロールする背っぱりボディは量産モデルになる前の手削りワンオフのコンセプトモデルに近い形状。太いテールで大きく水を蹴る為のウェイトバランス。そして、ベリー(フロントフック)を固定する為の強力なネオジムマグネットを内蔵する事で、小さなリップでも根掛かりを減らし流れ藻などのちょっとしたゴミを拾い難い事で一投一投を大切にアプローチする事が出来ます。

フックはICHIKAWA-FISHING RCカマキリ#4を標準装備。110mmのボディをすっぽりと吸い込む大きな口の壁面に掛けに行く仕様です。

クリアレイクの日中での使用を考慮したトランスルーセント(透ける)カラー展開の加え、インナープレート方式の採用によりアバロンカラーもラインナップ。

より悩ましく、自然な透過光で警戒心の強いビッグバスに訴えます。

「GUPPY」のウェイトは18g。このサイズ(110mm)のミノーにしては各段に重いです。しかし大きなテールと背っぱりボディによって空気室は大きく、充分な浮力があります。その為ウェイトシールやグレネードシンカーを使ったチューンでも余力があり、また飛距離においてそのアドバンテージを発揮しますので、MHクラスのタックルでも充分な飛距離が出ます。

ルアーのサイズ感より遥かに大きな質量と水流を有するという事は、より大きなサイズに匹敵する存在感を持つという事になります。MHクラスのロッドで使えるビッグベイト。もしくはビッグベイトの水流に寄ってきても口を使わない狡猾なビッグバスを仕留める喰わせのベイトと考える事も出来ます。

 

「GUPPY」のスペックデータは下記の通り。

GUPPY110

Length:110mm

Weight:18g

Depth:1.5m

5月のリリースを予定しています。

価格やカラーラインナップについてはまたご案内します。

*水中でのアクションはこちらの新製品紹介動画でもご確認頂けます。