以前の工房と一緒にそのマスターや関連部品が全て消失してしまっていた”B7Deep”ですが、この度ようやく復活する事が出来ました。
同時に、ウェイトなど細部の見直しを図り、B7Deepの特長である軽快なウォブルアクションと安定した飛距離を実現しました。
特徴的なティアドロップ状のラウンドリップは、フルキャストした先でもしっかりと手元に伝わるバイブレーションながら、ノーマルギアのリールでも軽く巻ける抜けの良さが自慢です。
近年ではめっきり少なくなってしまったレッドシダー製のダイビングクランクベイトですが、その釣果を知っている者にとっては欠かせないルアーのひとつだと思います。
僕もそんなウッド製ダイバーの信者の一人であり、それ故にこのルアーを作りました。
ラトル入りの強いベイトを嫌う透明度の高いグラスベッドに潜むデカバス。
ベイトボールに付いて沖をクルーズするリザーバーの中層。
そんなシチュエーションで使いこなせば、他とはハッキリとした差が出るのがウッド製ダイビングクランクではないでしょうか。
今回のカラーはこの3色
・スプラッターバック
まずは基本のシャッドカラーをと思い色々模索するも、”SH4はロデオでやったし、スペックルドはヴァルターさんでやったし・・・”などとぐるぐるぐるぐるめぐらせる後、”ここはシンプルに使用頻度の高いカラーで!”と纏まりスナブやBHDDもやたらボロボロになってるスプラッターバックをチョイスしました。このカラーはマッディな河川でもステインなダム湖でも、ローライトのクリアウォーターでも、本当にどこでも安定して使えるのでついつい投げてしまうカラーです。
・グラスギル
ステイン~クリアなグラスエリアに射し込んだ日差しに照らされたギル・・・というイメージです。
ベースカラーはチャートではなくパール系のイエロー。ウォブルに合わせて反射はするけどこれ自体のUV発色はなし。紫外線に反応するのは(暗がりで目立つのは)スロートとエラ下のオレンジのみです。
・ケイジャンクロー
まるで歌舞伎役者の隈取のようなクローパターンが特徴的ですが、基本は地味系ブラウンクローです。
個人的にはこの手のカラー、10月以降に急激に強くなってくる気がします。木立やウィードが枯れ、赤く染まる為なのか、はたまた水温低下によりプランクトン濃度が下がる事で見える世界が変わるのか、理由は魚に聞いてみないとさっぱりですが、そんな状況を想定したカラーです。もちろんそんなの関係ないよって事も多いと思いますが、もしカラーで悩んだ時には一度試してみて頂ければと思います。
そんな訳でB7Deep、まもなくリリースです。
・KTWLURES B7Deep
全長:7cm/自重:5/8ozクラス/潜行深度:2.5~3m/レッドシダー製
価格:¥3,400(税別)