日別アーカイブ: 2015年4月4日

アノスト・サワーグレープ

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ここ数年、最も使用回数の多いソフトベイトに、琵琶湖の超人気ガイド長谷川さんがプロデュースする「BOREAS」のアノストレートがあります。

この扁平でちょっと張りのあるストレートワームを見た時、とても強烈なインパクトを感じると共に、なぜか不思議とそのコンセプトが理解出来たような気がして、すんなり自分の中に入ってきました。それまであまりやらなかったネコリグという釣りをやってみようと思ったのはこのワームに出会ったからと言い切れてしまいます。

それまで自分がよく行っていたソフトベイトの釣りは、チューブベイトにジグヘッドを入れたチューブジグ。それと6~7inのストレートワームを5~7gのテキサスリグで使うという物。これをどちらも強めのスピニングタックルで行います。その理由はより速くバーティカルなフォールと繊細な操作性。つまりある程度パワーのあるベイトをボトム附近に素早く落とし、速くて強いアクションながら、長い時間を掛けてフッキングに持ち込むような繊細な食わせをコントロール出来る事にありました。

BOREASのアノストレートはストレートテキサスのような視覚的アピールに加え、扁平ボディにより強く水を押しながらも浮き上がりを抑え、素早いアクションでリアクションバイトを狙えます。グワッと水を押しながらテールを小刻みに震わせ、そこからストンと落ちた後ゆっくり倒れ込む・・・。「リザーバーの岬のディープに潜むビッグサイズを狙うワーム」最初からそうイメージさせてくれる出逢いでした。ちょうどその頃パワースピニングロッド(現PSR610ML)の開発テストを行っていたせいもあり、この年はどっぷりとアノストにハマり、色んなカラーやサイズを買いあさって投げていました。

7.7菅野

そしてこの頃から「こんな色のアノストが欲しい・・・」という欲望が湧いてくるのでした・・・。

ウチのクランクベイトのカラーラインナップの中にしばしばパープルやグレープといった紫系のカラーが登場します。中でもチャートのボディにグレープな背中のサワーグレープは雨天や濁りの入った時の信頼度が高く、地元遠賀川だけでなく、ダム湖や霞水系など、様々なレイクで活躍してくれました。これらはウチのオリジナルではなく、ZOOM(ZBC)のワームやボーマーのクランクベイトにあるカラーで、特にZOOMのワームは”見たら買う”フェイバリットカラーのひとつです。

「アノストのサワーグレープが欲しい!」

多分あちこちで呟いていたと思いますww

そんな願いを聞き、サンプルを作ってくれた長谷川さん。相変わらず無茶振りに二つ返事で乗ってくれたハニスポ内村くん。

こうしてBOREASxHONEYSPOTxKTWLURESのトリプルネームコラボとして発売して頂ける事になりました。

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この企画が持ち上がった時点で長谷川さんとの面識無しw 単純にいち釣り人として欲しかった物をカタチにして頂いた上、なんか名前まで入れて貰って恐縮の至りな訳ですが、やっぱ純粋に嬉しいですね~。もうただただ嬉しくて自慢のブログ書いてますww

 

このカラーの持ち味はやっぱりなんと言っても色覚変化。

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シルエットの出る濃い紫と、膨張色の明るいチャートがアクションの度にチカチカ明滅する仕組みです。単に明滅効果だけであるなら白黒でも黒チャートでも良いのですが、サワーグレープは当然透けると紫です。ボトム付近にあっても常に魚にルアーを見上げさせる事を意識する自分の釣りには、黒か紫かというのは重大な違いがあると思っています。

 

さて、このトリプルネーム・アノストレート。5.5inと7inの2種類があります。通常ダム湖などではアノストシンカー3.5g~7gを使ったネコリグで使用します。しかしシャローレイクや河川のカバー附近ではOWNERインウィードヘッドを使ったシェイキーリグでも使用します。ストンと落としてゆっくり倒れ込んでいくアクション、春の葦際などでとっても効く時があるので是非試してみて頂きたいです。

使用しているタックルはどちらのリグの場合でもNFC PSR610ML+PE1~1.2号、リーダー:フロロ10~12lb。

BOREASアノストシンカー3.5~7g

OWNER:ガード脇差1/0 or インウィードヘッド(各ウェイト)

 

福岡のハニースポットさんのみでの取扱になります。