日常」カテゴリーアーカイブ

謝謝!

B7gen4、無事出荷を終えました。
いつもいつも、たくさんの方から応援や励ましのメッセージ頂きます。
そして必ず最後に「身体に気をつけて」とか「無理しないで」とか、
暖かい言葉で締め括られています。
周囲には、「よほど虚弱体質に見えるのか?」とか、
冗談を言って笑ってますが、内心とても嬉しかったり、申し訳なかったり・・・。
本当はこちらが日頃の感謝の気持ちを表さなくてはならないのに、
いつも気を遣って頂いてばかりです。
う~ん、まだまだですね。

早まっちゃイカン!

今日は珍しく早く終わったので更新ですw
先日のロケから帰ったその日のうちから作業再開している訳ですが、
効率が良くなったのか悪くなったのか、あまり寝る時間がないです・・・。
新工房では現在、次回作の塗装の他に、その次の次までブランクが並んでいます。
実はウチのルアー、一種類作るのにだいたい3ヶ月くらい掛かる訳ですが、
1ロットをリリースしてから次の作業に入ったのでは間が開きすぎるのです。
まあ早い話、今やってる奴を塗って乾燥待ちの間にその次の下塗りやって、
その合間にそのまた次のブランクの研ぎやってって感じで追いかけていく訳です。
以前の工房ではスペースが無さ過ぎて、そういった方法が取れず、
あまり良いテンポでリリースという訳にはいきませんでした。
そういう意味でも新工房は非常に快適なのですが、
3ロット分が混在するという事は大幅に仕事が増えるという事です。
単純に3倍・・・それ以上かも知れません。
「アレもしてコレもして」と正に一息付く間がありません。
とまあ下らない事をつらつらと書いている訳ですが、
何が言いたいのかと言うと、
「一生懸命いっぱい作ってますんでもう少しだけ待ってください」
というお願いです。
この所、仲の良い友人達からネットオークション等で、
ウチのルアーが高額取引されているとよく聞きます。
オークションでプレミアが付くなんてウチには縁の無い話しと思っていましたので、
とても光栄な事だとは思うのですが・・・
浅はかな自分の考えでは、やっぱり道具は道具。
高いお金を出して購入しても怖くて投げられないのでは意味がないと感じてしまいます。
もちろん需要に対して供給が追いついていないのは自分の責任な訳で、
欲しいと言って下さる方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でもね、やっぱりウチのルアーはマイノリティなインディーズなんですよ。
投げたら湖中の魚が寄ってくる訳でも無ければ、
高名なプロの方がプロデュースするスーパールアーでもないんです。
釣り場で使えば「何ソレ?釣れんの?」って顔されて、
アンタも好きねって感じの人達の鼻の穴が少しだけ開けばいいんです。
そんな訳で、今の状況、そんなに長くは続きません!w
なぜなら頑張っていっぱい作ってるからです。
以前生産を中止しようと思っていたロデオドライブも、
沢山のお問い合わせやご要望を頂き、復活する事にしました。
現在鋭意製作中です!
年内ラッシュで行きます!
取り扱って頂いてる各ショップ様にもキッチリ納品させて頂きます!
ですので、投資には向かない商材となります!w
その代わり、丹精込めてジックリコトコト作って行きますので、
「アンタも好きね」って方、これからもよろしくお願いします。
*新工房、一番気に入ってるのはコイツです。

マッドパピー在庫有リ!

本日博多のハニースポットさんで開いて頂いたイベントには、
他県からも熱いソウルを漲らせた方々に来て頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
本当にありがとうございます。
指名買いの多かったアンリミ170Mはメーカー在庫完売状態で、
わざわざ足を運んで頂いた方々には申し訳ありませんでした。
さて、そんなハニースポットさんですが、現在マッドパピーが大量にあります。

(*画像は在庫のほんの一部です)
なんでもメーカー在庫を買い占めてのセール中とかで、
それこそ飛ぶように売れてるのだとか・・・。
しかもこの価格・・・。

「だいぶ在庫が少なくなってきた」との事ですので、
興味のある方はお早めにどうぞ。
もちろん通販もOKだそうです。

開拓者

西根師匠がブログの中で、大森プロとの出会いの話を書かれてました。
とても考えさせられる内容であると同時に、嫉妬のような不思議な気持ちも沸いてきます。
西根さんの人生や遠藤師匠に弟子入りする話は以前ご本人から聞いてました。
世の中には凄い人が居るもんだな~と・・・。
自分が社会人になって、いわゆる有名人にも沢山出会ってきましたが、
殆ど場合、「いいなあ~お金持ちの家に生まれて・・・」って思う事の方が多くて、
本当の意味で「この人には勝てない」と思ったのは案外少ないものです。
ただでさえ何も持っていないのに、
今在る物を全て投げ出して、不安も恐怖も全て受け入れて、
何が目標で、どこへ向かって走れば良いのかも解らず生きていく。
それは想像を絶するほどの心力が必要だと思うのです。
殆どの人は先を行く誰かを探して、何が必要なのか、どこへ向かえば良いのか訪ねようとするでしょう。
しかし、誰も前を歩いていない道を進む人は、誰にも聞けず、誰も頼れず、
その霧の先がどんな道かも解らず飛び込んで行くしかないのです。
「夢の為にアメリカに渡る」
男なら誰でも一度は言ってみたいカッコいいフレーズです。
しかし、スポンサーが居て、向こうに受け入れてくれる知人が居て、
どうすれば良いのかという情報があれば不安も恐怖も少なくて済みます。
日本である程度成功して、そこそこ有名になればそれも可能です。
しかし、何の実績も持たない若者がその体制を作る事はとても難しい事です。
でも、それでも飛び込んでいっちゃう人達が居るんですよ。
海外で成功してる日本人って、そんな夢が恐怖を凌駕しちゃう人種の中の一握りだと思うんです。
自分も何も考えずに竿持って家飛び出しちゃった人間ですが、
それでも西根さんや大森プロ、桐山に比べたら全然甘ちゃんだったと思い知ります。
もちろん彼らと同じような才能が自分にあるとは考えていませんが、
少なくとも今こうして「ああ、あんな映画か漫画みたいな生き方したら楽しかっただろうな」と、
彼らの強い精神力を羨む事は無かったでしょうw
多分ご本人達はカッコイイ生き方なんて思ってないでしょう。
しかし想像を絶する程の苦労を重ねてきたでしょう。
それはきっと言葉で言う事の何倍も残酷で、無力感で一杯になった事でしょう。
桐山もよく「もう一回やれと言われても無理」と言います。
でも、その生き方は後に続く若者達にとって大きな刺激となるでしょう。
”夢を与える”とはそういう物だと思います。
煌びやかな表舞台の姿だけが夢を与えたバブル時代に、
何の恩恵も受けられなかったプア層の若者達が、
今の弾け切った世の中で夢を与える存在になっている・・・
同じ世代、同じ思いをした自分も頑張れねば!とまた活力を貰いました。
西根師匠、ありがとうございました。
そして桐山、大森プロを心の底から応援しています。

エゴとエコ

既にあちこちのサイトで騒がれているのでご存知かと思いますが・・・。
「滋賀県は、琵琶湖・南湖を巡回して外来魚の産卵場を発見し、
卵が産み付けられた産卵床を壊す事業に新年度着手する。」
「調査事業として、新年度当初予算案に約900万円を盛り込んだ。
効果が出れば北湖でも実施を検討する。」

とのニュースが報じられました。
数年前、害魚問題で大騒ぎになった時、
「子供の頃、ブラックバスなんか居なくて、小魚が沢山泳いでいた・・・
そんな日本古来の自然の姿を子供達に残したい。」
そんな事をカメラに語る人をよく覚えています。
そりゃ立派な事だなと。
科学技術の発展と、産業に支えられた社会を捨てて、
自然溢れる暮らしに回帰していこう!
その為の第一歩として、その諸悪の根源たるブラックバスを駆除してみようと。
まあ自分が子供の頃は、今の何倍も河川が汚く、
汚水やゴミが垂れ流しの河川がたくさんありました。
とても今の子供達に残したいと思えるような環境ではなかったと思います。
でもね、それでも魚はいっぱい居たんですよ。
護岸の整備もされてなくて、小さな三日月湖や自然のままの岸辺には、
小魚やら小動物、爬虫類や両生類がいっぱい居ました。
日本古来の物も居れば、アメリカザリガニやウシガエル、鯉や雷魚といった外来魚、
それこそ生物に溢れていました。
「人間の言う自然とは、人間の好きな自然でしかない」という言葉がありますが、
普段自然と接しない普通の人が「美しい」と思う自然は、
案外人間によって改造、管理された、
人間にとって都合の良い自然である事が多いのではないでしょうか。
本当の自然の姿って、人間にとって結構不快な物が多いと思うんですよ。
蚊や蚋はまとわりつく、漆は被れる、茅は手足を傷つけ、地面は酸化鉄でまっかっか。
子供の頃は、そんな湿地へ遊びに行って、学校でよく怒られたものです。
琵琶湖も昔はそんな湿地が広がっていたと聞きます。
きっとモロコなどの小魚達のコロニーになっていたんでしょうね。
自分の親類には土木事務所に長年勤めた人間が何人か居ますが、
自然の話しになると決まって言う事があります。
「ちゃんと漁礁を入れて魚達を守っていた」と・・・。
その漁礁にどんな魚がどの位の規模で入っていて、
どんな風に産卵していたのかと聞くと、答えられる人は居ませんでした。
「魚の事は詳しくないから・・・」
いやホント国の事業って立派なモンだなと・・・。
現代社会で暮らす人が美しいと感じる自然。
渓流ぶっ潰してそれっぽく作った憩いの場とか、
ウォーターフロントの商業施設とか、
そういう人間のエゴによって歪に改造された自然。
人間が快適に触れ合える自然。
それらがたくさんの生き物達の犠牲の上に立っている事を考えて欲しいと思います。
っていうかこれだけ多額の税金使って、
大々的に事業を行わなければならない程誰か困ってるんですかね?
滋賀県だって生活に困ってる人、業績の伸びない事業主とか居ると思うんですよね。
そういう人達に何もしないで、一部の人達の為だけに県が事業を行うのってどうなんでしょ?
ガススタンドもコンビニも以前より儲からなくなったって聞きますが、
県に頼めばその根源を駆除して貰えるんじゃないでしょうか。
税金払ってるんだから、言いたい事は言った方がいいですよ。