月別アーカイブ: 2016年11月

アパッチ カラーラインナップ

沢山の反響を頂いております”アパッチ”の正式なスペック及び、カラーラインナップのご紹介です。

 

#01 スモーキーシャッド

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スピナーベイトの基本カラーとなる白系カラーですが、見た目若干シャッドライク。

クリアからステインまで幅広く探れるオールラウンダーです。

 

#02 クーサシャッド

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ダム湖などに多い白濁りステインウォーターなどに強いホワイトチャート系。

濁りの強い河川などでも効果的なカラーです。

 

#03 ファイヤータイガー

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赤茶に濁ったマッディウォーターで効果的なファイヤータイガー。

クランクベイトのような派手なカラーリングにゴールドのブレードでアピールします。

 

#04 ♂ギル

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ベイト(ギル)ライクな地味系カラー。

クリアな水系や、ある程度ピンが絞れている時、魚をスプークさせたくない時に活躍します。

 

#05 ブラック/ブルー

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雨天などのローライト、台風後のド茶濁りなど、シルエットを際立たせる事でアピールさせる場面で有効なスーパーサブ的カラー。

 

アパッチのウェイトは3/8ozと1/2ozの2種類。

それぞれ3/8ozは#4、1/2ozは#5のトレーディングブレードが付きます。

(リーディングブレードはどちらも#2)

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今回ちょっと拘ったパッケージはアパッチという名に由来して、ネイティブアメリカンっぽいデザインになってます。

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かな~りカッコかわいいデザインになったと思います。

価格の方は¥1,500(税抜き)となっております。

 

mibro Apache Spinner bait

3/8oz , 1/2oz

5 color

¥1,500 (out of tax)

 

12月半ば頃のリリースを予定しております。

晩秋から冬場に掛けての超スロースピナーベイティングにぜひ使ってみて下さい。

スピナーベイトその2

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いくつか頂いたご質問のひとつに、「なぜコロラドブレードなのか」というのがありました。

確かに今国内の市場を見渡すと、圧倒的多数の割合でダブルウィロータイプが主流で、まず基本がダブルウィロー。

そしてあまり使わないけど一応バリエーションとしてタンデムウィローが紹介され、冬季のディープウォーターなど、かなり特殊な用途としてシングルコロラドが紹介される程度。

タンデム(ダブル)コロラドに至っては絶滅危惧種のように扱われてしまっています。

ではそもそもコロラドとウィローの違いは何なのか・・・

コロラドタイプは丸く幅広い形状で、回転角が大きくバイブレーションが強いのが特徴で、その分巻き抵抗も強い為ゆっくりと巻くことが可能です。

反対にウィローリーフはその名の通り柳の葉のような細長い形状のブレードで、回転角が小さく、巻き抵抗が少ない為に、高速でリトリーブする事が出来ます。

この両者の違いをクランクベイトに例えると、

コロラド=ラウンドタイプ

ウィローリーフ=フラットサイドタイプ

のような分類をする事が可能です。

水温が低く魚の動きが遅い時期はコロラドブレードでゆっくりと。

水温が高くなってくるアフタースポーン以降はウィローリーフを早巻きで・・・。

昔から言われてきたスピナーベイトの使い分けも、クランクベイトのそれにとても近いものです。

また、

見通しの利かないマッディウォーターはコロラドでゆっくり。

見切られやすいクリアウォーターはウィローリーフ。

というのもまた理にかなった選択だと改めて思います。

そんな訳で、mibroアパッチはダブルコロラドからの展開となります。

ラウンドタイプのクランクベイトのように、カバー周りをタイトにスローに攻めていけるスピナーベイトです。

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もうひとつ多かった質問が、「なぜ太くて硬いアームなのか?バイブレーションを大きくするならアームはソフトで細い物の方が良いのではないか?」というものでした。

「柔らかいアーム=バイブレーションが強い」

昔からよく言われてる事なのですが、果たしてそうでしょうか?

スピナーベイトのバイブレーションとはブレードが回転する事によって生まれる振動です。

確かにその付け根がフレキシブルである程ブレードは大きく回りそうな気もします。

でも、その振動をどこへ伝えたいのか。

僕の場合はヘッドです。

ブレードの回転によって発生した振動をアッパー、ロアアームを経由してヘッドに伝え、スカートやトレーラーを振動させて魚にヘッドを攻撃させたいと思っています。

振動は柔らかい物より硬い物の方が減衰せずに伝達します。

もっと分かりやすく言えば柔らかい竿より硬い竿の方が。より明確にアタリを伝えます。

つまりアームを太くて硬い鋼材にする理由は、より強くヘッドに振動を伝える為です。

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また、硬く伸びにくいアームは、フッキングの際のパワーロスも少ないので、大型のフックを使ってもフッキングがよくバラシが少ないと感じます。

そしてノンキーサイズを抜き上げた程度ではビクともしないので、1匹釣る度にアーム角を修正する必要がなく、すぐに次のキャストに入れます。

 

近年”スピナベは釣れなくなった”なんてよく聞きますが、状況を見極め、タイプ別の正しい選択をすれば全然釣れるルアーですし、むしろそれが一番ハマる事も多いと思います。

クランクベイトやチャターベイトよりもゆっくり巻く事が出来、また、その抜群のスナッグレス性能はシャローカバーを攻める上で圧倒的な武器に成り得ます。

是非これからの晩秋、そして来年の早春、シャローカバーのスピナーベイティングにスポットを当ててみて下さい。

スピナーベイト始めます!

N&M TVやFacebook等でチラホラご覧になった方も多いかと思いますが、今季mibroではスピナーベイトの開発を進めておりました。

そんな新作を今回、”アパッチスピナーベイト”という名称と共にご紹介したいと思います。

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このスピナーベイトの特徴のひとつは太くて強いアームです。

近年市場で売られているスピナベの多くは0.8~0.9mm径の細くて柔らかい鋼材を使用しています。

しかしこのアパッチに使われているのは1.0mm径、しかも硬く反発力の強いバネ材を使用しています。

この硬く太いアームがブレードの発生させた振動をダイレクトに伝え、スカートやトラーラーを魅力的に躍らせます。

副産物として、この硬いアームはルアーの剛性に貢献していて、小さなバスが掛かった程度でアームが伸びてしまう事を防ぎ、1匹釣る度にアームを修正してアクション調整する手間が大幅に減りました。

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ヘッドはベーシックな形状ながら、低重心かつすり抜けの良いバランス重視のデザイン。

カバーに当たった際のフラッタリングと、復元能力の高さが特長です。

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スカートはコブラチャターと同じスカートシステム。

シャッドライクな見た目で飛びとフレアが良く、交換が可能なシステムです。

フックは4/0の大型サイズ。

トレーラーフックを付けなくてもフッキングが良いので、カバーをタイトに攻めてもスタックし難く、フックやルアーが丈夫なので、大型の魚が来ても安心してやりとりが出来ます。

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トレーラーキーパーは細身のワイヤータイプで、スプリットテールなどを付けた場合もボリュームアップせず、カッチリとホールドします。

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ブレードは打刻入りのコロラドブレード。

バイブレーションが強過ぎず、かつ立ち上がりと低速域の粘りのギリギリを攻める為に何度も打ち直したオリジナルカップ形状です。

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キャスト時、リーディングブレードが前に行ってラインに絡まないようビーズをロウ付け、スイベルを付けるアイ部分はスポット溶接を採用し、強度をアップしています。

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こんなアパッチスピナーベイトですが、12月半ば頃には店頭にお届け出来ると思います。

カラーや重さ、価格などは追ってまたご紹介致します。

どうぞご期待下さい。