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6’6″レングスの意味

先のブログではC-66MGの素材や位置付けについて語りましたので、今日は6’6″というレングスについて語ってみようと思います。

C-66MGに採用したレングスは6’6″。近年のクランキンロッドにしては短い方だと思いますが、このレングスにした理由は取り回しの良さにあります。

現在主流となっているレングスよりも少し短く設定する事で、アンダーハンドやロールキャストでも水面を叩き難く、より足元に近い位置からリリースする事が出来るので、トンネル状のハングオーバー奥にも低弾道で真っすぐ送り込む事が出来、足元の移動が難しい狭いボートでもファイト中のロッドの切り返しやランディングがスムーズに行えます。

飛距離に関しては、一般的な物より少し硬めのティップを持つレギュラーテーパーがルアーをはじき出す為、7ftクラスに負けない飛距離を叩き出します。

そんな硬めのティップであっても、表面部分の反発が柔らかく、バイトを弾かず乗せてしまうのがEグラスの特長で、永くクランキンロッドの素材として愛される理由でもあるのです。

近距離戦においてクランクベイトよりもさらにカバー奥までキャストする事が多いスピナーベイトやチャターベイトでは、その取り回しの良さが釣果アップに繋がり、強風下のリップラップのクランキンでは、より小さなスイングで飛距離を稼げる事で1日の疲労感を軽減する事が出来ます。

まあ懲りずにくどくど書いてますが、一般的なクランキンロッドより少し硬めで短めだけど、表面部分がアルデンテみたいに柔らかいのでノリが良く、潜在パワーが強いので飛距離が伸びる、という感じに思って貰えたら良いかと思います。

前回貼った動画よりも釣り人目線の動画がありましたので貼っておきます。

良かったら参考にされてみてください。

クランクベイトを使っている際に使っているのがC-66MGです。